「3人の子どもの教育費って、結局いくら必要なんだろう。」
我が家は、3人の子どもを育てています。この子たちには、できるだけ不自由な思いをさせたくない。だから先に、お金の全体像を知っておきたいと思いました。
そこで、小学生3人(10歳・7歳・7歳)を育てる父の私が、教育費の総額と「お金が重なる年」を試算しました。
結論から言うと、小学校から高校まで公立なら、3人分で約1,680万円です。そして、お金の山は2か所に来ます。上の子の大学入学の年と、3人が大学にいる年です。国公立の場合、どちらも年200万円前後になる見込みです。
山の場所が先に分かれば、「なんとなく不安」を「この年までに、これだけ」に変えられます。
専門家ではありませんが、3人を育てる父として、公式の数字だけを使って整理しました。
3人分の教育費、総額の目安は?(公立なら約1,680万円)

結論:小学校から高校まで公立の場合、1人あたり約561万円。3人分で約1,680万円です。
文部科学省の「子供の学習費調査」をもとに、公立の目安を表にしました。この金額には塾・習い事も含まれ、すでに支払った分も入っています。今後の必要額は、これより少なくなります。
| 学校 | 年数 | 1人あたり | 3人分 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 6年 | 約220万円 | 約660万円 |
| 中学校 | 3年 | 約163万円 | 約489万円 |
| 高校 | 3年 | 約178万円 | 約534万円 |
| 合計 | 12年 | 約561万円 | 約1,680万円 |
※出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2024年12月公表、2026年1月16日訂正版)。各学年の平均額を合計した目安です。
私立に行くと、どれくらい変わる?
同じ調査で、3年分の合計を比べると次のとおりです。
- 中学校:公立 約163万円/私立 約467万円
- 高校:公立 約178万円/私立 約352万円
進路で金額が大きく変わるので、この記事では「公立コース」を基本にしています。
ネットの古い記事と数字が違う理由
文部科学省は、この調査の計算に誤りがあったとして、2026年1月に数字を訂正しました。たとえば、公立小学校の年額は、訂正前が約33.6万円で、訂正後は約36.7万円です。
古い記事の数字は、訂正前のものかもしれません。この記事では、すべて訂正後の数字を使っています。
大学の費用は?
国立大学の入学料と授業料は、文部科学省令で標準額が決まっています。
- 入学料:28.2万円
- 授業料:年53.58万円
大学によって、標準額より高く設定している場合があります。志望校が決まったら、各大学の公式サイトで確認してください。
私立大学は、大学や学部で金額が大きく違います。この記事では数字を載せません。一人暮らしの仕送りや生活費も、試算には含めていません。
我が家の試算:お金の山は2か所に来る

結論:3人の費用が重なる年が、いちばん家計が重くなります。
我が家は、上の子が10歳、下の2人が7歳です。上の子の大学受験の年は、ちょうど下の2人の高校受験にあたります。
試算の前提は次のとおりです。
- 全員、小中高は公立
- 大学は国公立(国立の標準額で計算)
- 浪人や留年はなし
- 受験料、仕送り、生活費は含まない
年ごとの費用の目安(国公立の場合)
上の子が現役で大学に進む場合の表です。
| 今から | 上の子 | 下の2人 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 8年後 | 大学1年 | 高校1年 | 約200万円(山①) |
| 9年後 | 大学2年 | 高校2年 | 約173万円 |
| 10年後 | 大学3年 | 高校3年 | 約173万円 |
| 11年後 | 大学4年 | 大学1年 | 約217万円(山②) |
| 12年後 | 卒業 | 大学2年 | 約107万円 |
| 13年後 | - | 大学3年 | 約107万円 |
| 14年後 | - | 大学4年 | 約107万円 |
※高校は学習費調査の年平均(1人 約59.7万円)、大学は国立の標準額で計算した概算です。実際の金額は、学校や学年で変わります。
山①:上の子の大学入学の年
上の子の入学料と授業料に加えて、下の2人が高校に入る年です。受験と入学が、1年に集中します。
山②:3人が大学にいる年
上の子が大学4年のとき、下の2人は大学1年になります。大学生が3人そろうのは、この1年だけです。
正直、これだけのお金を貯めるのはしんどいです。でも、山の場所が分かれば、いつまでに何をすればいいかは見えてきます。
習い事の費用は?
我が家の習い事は、3人合計で月5万円前後です。年にすると約60万円になります。
学習費調査の金額には、塾や習い事の費用もすでに含まれています。「平均額+我が家の習い事代」と足すと、二重に数えることになるので注意してください。
私立大学の場合は?
国公立より金額は上がります。大学と学部で差が大きいので、志望校の公式サイトで確認してください。
使えるお金:児童手当と、3人目の扱い

結論:3人以上だと、児童手当の「第3子以降」の加算が効きます。
児童手当の月額は、次のとおりです。
| 年齢 | 第1子・第2子 | 第3子以降 |
|---|---|---|
| 3歳未満 | 月1.5万円 | 月3万円 |
| 3歳〜高校生年代 | 月1万円 | 月3万円 |
第3子の数え方には、ポイントがあります。上の子は、22歳までで親が経済的に支えている子も含めて数えます。くわしい条件は、こども家庭庁の資料で確認してください。
支給は年6回(偶数月)で、1回に前の2か月分がまとめて支払われます。
我が家の場合は月5万円(計算上)
上の子(第1子)が月1万円、下の2人は第2子が月1万円、第3子が月3万円です。合計すると、月5万円(年60万円)になります。
実際の金額は、自治体からの通知で確認してください。
児童手当の使い道
我が家は、児童手当を生活費とは分けて、将来のために置いています。投資や運用の話は、この記事では扱いません。
備え方:まずは「いつ・いくら」を紙に書く

結論:投資の話の前に、「いつ・いくら必要か」を見える形にするのが先です。
教育費は、使う時期が決まっているお金です。時期ごとに書き出すと、「この年までに、いくら用意するか」が見えてきます。
この記事の表を、そのまま我が家に置き換えて使えます。お子さんの年齢を入れ替えるだけで、山の場所が分かります。
まとめ:今日できる最初の一歩

教育費は、大変そうに見えます。でも、山の場所が先に分かれば、備えることができます。
今日できる最初の一歩は、次の3つです。
- 子どもたちの進路の「仮の想定」を紙に書く(公立か私立か)
- 年ごとの合計を出して、重なる年に印をつける
- 児童手当は、教育費用の口座を分けておく
まずは、紙1枚から始めてみませんか。
出典と確認日(2026年10月25日時点)
- 文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度(2024年12月公表、2026年1月16日訂正)
- こども家庭庁「児童手当制度のご案内」
- 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(e-Gov法令検索)第2条(大学の学部:授業料年額535,800円、入学料282,000円)
※この記事は一般的な情報で、ご家庭の状況によって変わります。最新の情報は、各公式サイトで確認してください。


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